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映画「ルパン三世 カリオストロの城」のあらすじ・ネタバレ
公式サイトのあらすじ
ある国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、実はそれはゴート札と呼ばれる 偽札だったのだ。そこでルパンは、ゴート札が発行されたカリオストロ公国を次のターゲットに決める。
ルパン達が公国の自然を楽しんでいると、二台の車が猛スピードで過ぎ去っていった。
なぜかウエディング姿の少女が武装した男達に追われていたのだ。
当然ながらルパンは少女の側につき、少女を救うのに成功した。
しかし、わずかの隙に少女を奪われてしまう。その少女が忘れていった指輪を見て、
ルパンは次元にこの公国で盗みを失敗したことがあるといった。
そしてルパン達は、その少女・クラリスがカリオストロ伯爵との婚礼が近いことを知る。
出典:ルパン三世 カリオストロの城 公式サイト
【ルパン三世 カリオストロの城のあらすじ】
深夜、モナコ公国の国営カジノで突如警報が鳴り響くなかで、札束袋を抱えて全力疾走する怪盗ルパン3世。相棒である次元大介と愛車フィアットで追っ手から逃げ延びたルパンは車内で札束のシャワーを浴びて、盗みの成功に酔いしれていました。
ところが札束の一つを見たルパンは先程の笑顔と一転して「捨てちまおう」と突然言う。驚く次元にルパンは盗んだ金が全て偽札であると見抜きます。国営カジノの大金庫でニセ札などあり得ないとこぼす次元でしたがルパンには一つ心当たりがありました・・・
続きは映画をご覧ください。
【ルパン三世 カリオストロの城の感想】
こちらの作品はもう本当に大好きで、小さい頃から何度も見返しています。最初のルパンと次元のセリフのないシーンが雰囲気が面白くて好きです。国営カジノから盗み出した大量の札束に囲まれる二人の姿が正に怪盗っぽくていいです。そのあと捨ててしまうのにはビックリしましたが(笑)それからクラリスを追いかけてカーチェイスするところや、水路から侵入するシーンなど、現実だったらありえない角度や重力も好きです。いや、今絶対落ちたよねと突っ込みたくなります(笑)
作品全体的にジブリとルパン作品のそれぞれの良さがよく出ているなと思います。純粋なクラリスのルパンへの想いはとてもジブリっぽいし、逆に不二子とルパンの間にある、大人の円熟された信頼関係は凄くルパン三世作品感が出でいて、どっちの作品の雰囲気でも楽しめる作品だと思います。
最後のとっつぁんの銘台詞は、もう最高です!ルパンの性格を知り尽くした、また、粋な男のとっつぁんだからこそ出た冗談だと思います。
あのシーンはこの作品の中でも特に好きです。ルパンの人形が撃たれて正気を取り戻すクラリスのシーンや、初めて幼いころのクラリスと会ったシーンなど、好きなシーンがまだまだあります。
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「ルパン三世 カリオストロの城」の映画情報
「ルパン三世 カリオストロの城」のキャスト・出演者
・(ルパン三世):山田康雄
・(次元大介):小林清志
・(峰不二子):増山江威子
・(石川五右ヱ門):井上真樹夫
・(銭形警部):納谷悟郎
・(クラリス):島本須美
・(カリオストロ伯爵):石田太郎
・(園丁(元庭師の老人)):宮内幸平
・(ジョドー):永井一郎
・(ウェイトレス):山岡葉子
ルパン三世 カリオストロの城の監督・スタッフ
監督
宮崎駿
原作
モンキー・パンチ
音楽
大野雄二
脚本
宮崎駿
山崎晴哉
製作
藤岡豊
「ルパン三世 カリオストロの城」の感想・口コミ評判
40代女性
ルパン三世のシリーズの中で定番と言われようが何と言われようが一番好きな作品です。間違いなく一生変わらないでしょう。ルパン三世のアニメ自体が愛がある作品ですが、中でもこの映画の秀逸さはこれからも変わらないのではないでしょうか。アニメでも映画でも、どの作品にも共通して魅力あふれるキャラクターが多い中、最も感情移入してしまうお姫様が誕生したと思います。こんな風に素直にルパン三世を愛して愛されたい。計算尽くされたストーリーであるのに変にひねったり、こちらが裏をかきたくなるような箇所がない、にもかかわらず間延びする事なく引き込まれてしまう展開は流石だと思います。よく「何度見ても色褪せない」といいますが、まさにこの一本がそうでしょう。そしてこの映画を見て理想の男性がルパン三世になった女性も増えたのではないかと思います。ちょっと悪い所があるそんな男性に惹かれるといいますが、ちょっとどころか“泥棒”ですからね、でもそんな危険なトコロでも何でもないルパン三世の魅力全開の演出。全体通してある愛のなせるワザなんでしょう。何度も何度も見たくなる、何度も何度も聞きたくなるラストの銭形のとっつぁんのセリフはみんなの宝物です。
40代女性
映像技術が飛躍的に向上した現代でも、迷うことなく永久保存版の最高傑作です。この作品について賛否両論あることは知っていますが、私はルパン作品の中でもかなり序盤でこの作品を観たので、違和感がないどころか、私にとっては「ルパン三世といえば」と聞かれれば真っ先に思い浮かぶほどの作品になっています。確かに、この作品におけるルパン三世は、この作品以前のアニメや原作の「ルパン三世像」とはかけ離れています。しかし、この作品は独立した存在であっていいと思うのです。泥棒というよりは「お城に囚われた姫を救い出すヒーロー」的なそのキャラクターは、初めて見た当時少女だった私には非常に魅力的でした。また、非現実的な描写が突き抜けている(特に、お城の屋根をジャンプで飛び移るシーンなど)ところがかえって魅力的です。この作品の中で特に印象に残っているのは、作品本編とはほとんど関係がない食事シーン。次元とルパンが一つの大皿に載ったミートボールスパゲッティを取りあるようにして食べるシーンです。それほど精密に描かれているわけではないスパゲッティが、このシーンではなぜか非常においしそうに感じられます。また、この食事シーンはルパンと次元との関係を端的に表しているようにも感じられて、そこがまた印象深く魅力的なのです。
男性
幼い頃にこの作品を観た時、ラストに起こる伯爵の終わり方に衝撃を受けました。今観ても、こんな終わり方をしなくても良かったんじゃないかな?と思ってしまいます。宮崎駿監督が携わっているので、絵のタッチがどこか未来少年コナンやパンダコパンダ的な感じです。モンキーパンチ先生のタッチとはまた違うのですが、それでもルパンらしい物語という感じがします。次元と五右衛門は相変わらずルパンに協力して面倒な事態に遭っているし、不二子はひょうひょうとルパンの先を進んでいる感じがあります。この物語の中では、銭形警部がいい味を出していて好きです。国際警察に所属している銭形警部は、ルパン逮捕のために動いていますが、その中で伯爵が偽札製造に携わっていることを知ります。正義のために国際警察に訴えるものの、政治的な問題としてルパン逮捕の任務から離れるようにと言われてしまいます。権力と正義のはざまで苦しんだ末、自分が正しい道を歩もうとする銭形警部はカッコいいなと思ってしまいます。もちろん、ラストにある有名なシーンも見どころです。クラリスにきりりと放つ言葉は、カッコいいとしか言えません。銭形警部はルパンのことを逮捕したいけれど、それでもどこか尊敬のようなものを持っているのかなと感じる物語でもあります。
30代女性
今では当たり前の、息つく暇もない「ジェットコースタームービー」の先駆けではないかと思います。アクションシーンが満載で、ハラハラドキドキを詰め込んだ「アトラクションを体感している」かのような演出には驚かされますし、これが後にジブリ映画を作る巨匠・宮崎駿の作品と聞くと納得させられます。囚われの身のヒロイン・クラリス姫を救うべく、城に潜入し屋根から落ちながらも何故か体制崩さずに走って、勢いつけてからの大ジャンプも、一連の流れがSE効果も相まってコミカルに描かれており、飽きさせません。こんな大それたことをやってのけるので、クラリスを助けた後の逃走劇にも「このまま逃走できるだろう」と安心させておきながら、伯爵に銃で撃たれ落ちていくいう結果には息を飲む緊張感があります。「無敵ではない」姿を見せることによって、スーパーマンのようで「ルパンも人間である」ことを再認識させ、物語の世界に引き込ませる巧みな演出が光っていると思います。この物語の主人公であり悲劇のヒロイン・クラリスの勇敢で頼もしい姿に、従来のヒロインのイメージを崩されました。声を担当した島本須美は、数年後に宮崎監督のジブリ作品「風の谷のナウシカ」でヒロイン・ナウシカを担当します。ジブリ作品の特徴である「たくましくて勇敢なヒロイン」像は、間違いなく本作がきっかけなのではないかと思います。本作品ではルパンは紳士に、また銭形警部はカッコ良すぎるほどイケてる男に描かれております。泥棒と警察が組んで敵の悪行を暴くという前代未聞な展開におかしくもあり、何度見ても楽しめる素晴らしい作品です。
50代女性
まず、最初にみたのは小学生くらいだったと思いますがやはり印象に残ったのは時計塔のシーンでした。幼いながらにドキドキしていました。ルパンが死んでしまうかもと幼い私はめちゃくちゃ心配しました。大人がみる100倍くらいは入り込んでいたと思います。泣いていたと思います。少し大きくなってからも地上波で何度も再放送していたので、何回か見ました。ルパンの中でも名作中の名作といわれていると思いますが、やはりストーリーや展開のスピードルパンの人間性などでも群を抜いて面白いのではないでしょうか。私は女性ですが、姫を救うストーリーは男性の心をがっちり掴みそうですね。バイブルにしている男性も多そうな気がします。それに、ルパンはセリフもかっこいいです。どうかこのどろぼうメに、盗まれてやってください。このセリフを言われたら「ぬすんで~」と絶叫しそうですね。ルパンは女の子が大好きで私のタイプではないのですが、普段三枚目をやってる男性にこんなセリフを決められたら落ちないはずはありません。ところどころグッとくるセリフをちりばめてくるのはずるいですね。大人の女性の心もつかんでしまう映画です。個人的にはジゲンがタイプですね。破天荒なルパンを見守る包容力がたまりません。
40代男性
こんな生き方をしてみたいなあとよく思ったものです。泥棒しているのに悪いことをしている気がしないこの映画。ルパン一味が車に乗ってヨーロッパを旅しながらお宝という獲物を狙う展開がワクワクして最後は爽快な気持ちになる今作には感動シーンが満載だったと思います。例えば、よく話題になる最後に銭形警部がクラリスに言う「ルパンはとんでもない物を盗みました。あなたの心です。」というセリフ。最後を締める感動のセリフでした。また、個人的に好きなのはルパンがクラリスを城から救出して次元と五右衛門がいる塔に移りそこでクラリスが別れを告げるシーンです。次元にティアラを渡し、ふたりに別れと労いのセリフを言って去って行くのですが、五右衛門が「さあ、行かれよ!」と真顔で優しく彼女を送り出すシーンが大好きです。その後やる気満々といった感じで次元と五右衛門が追ってたちをやっつけていきますが、五右衛門の言う「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ!」のセリフにジーンときてしまいます。そして、ルパンたちと一緒に居たいという願いを拒絶して彼女の元を去って行く彼ら、銭形たちを見送るクラリスが愛おしくて最高です。おじいさんが言う「なんと爽やかな連中たちじゃ」のセリフにそう思うのも納得してしまいました。くり返し何度も見たい映画の一つです。
40代女性
ルパン三世の名作だという話を聞いたうえで、初めて見た作品です。ルパンという作品は知っていたものの、宮崎駿監督の作品だということもあり、キャラクターが少し違うなという感じがしました。それでも、最初のクラリスが逃げるカーチェイスからハラハラドキドキし、作品の世界に入っていきました。ルパンをはじめとし、次元も五ェ門も、人の好さが出ている作品だと思います。子供の頃会った少女に対するノスタルジーが、よきおじさん感につながっていったような気がしています。それに合わせて、普段は女性キャラに嫉妬する不二子も、クラリスに対しては妹のような気持ちを抱いている気がします。宮崎作品に共通することですが、水の中に沈んだ神殿や宮殿のような描写がよく出てきます。この作品にも出るのですが、廃墟なのだけれど、それが新たな生を受けてとても美しく見える描写がとても好きです。カリオストロ公国の栄華と衰退がとても美しく描かれていて、切なくなります。宮崎作品ならではの水の中を泳いだり、屋根を飛んだりという生き生きとした活劇描写と、お城や自然の情景描写がとても美しい作品です。本流のルパンとは少し違うかも知れませんが、穏やかで優しいおじさまルパンが、この作品の魅力だと思います。
男性
この作品は小学4、5年生の時に初めて観ました。それと同じぐらいの時期にテレビでルパン三世がやっていて、そのときは赤ジャケットのルパンだったので緑のジャケットは新鮮でしたね。それから作品冒頭ルパンと次元が乗っている黄色のフィアット500についてですが500CCのエンジンの車としては凄く速くてハンドリングもいいように感じました。そして崖も登ったりして凄い車です。ルパンは崖から落ちた時、瞬時にワイヤーを引っ掛け助かったり流石です。それからルパンと次元がカリオストロ王国のレストランで食べているパスタがミートボールが大きくて美味しそうでルパンが沢山グルグルグルっと巻いて食べているのが面白かったです。そしてルパンがカリオストロ城のクラリスの所まで行くとき城の屋根を結構な勢いで下って行き屋根から屋根に飛び移るのを見た時「ルパン凄いなぁ」と思いました。そういう動きが未来少年コナンに似てるなと思いました。やはり2作品とも監督が宮崎駿さんなので動きが似ますよね。あと偽札を発見した時の銭形のとっつぁんの「こんなに偽札が一杯どうしよう」というセリフも面白かったですね。カリオストロの城の時計文字盤のヤギの目に指輪をはめ込むと凄いことが起こる仕掛けも面白いです。最後のルパンも何かカッコ良く銭形のとっつぁんの最後のセリフも印象に残りました。ルパン三世の映画の中では本当に名作ですね。
男性
ルパンが一番カッコよく見える映画で何回見ても飽きません。クラリスに助けられた恩も忘れてないし、クラリスがルパンについて行きたくなる気持ちもわかります。だけどそれをちゃんと断るルパンの優しさも好きだし、次元や五右衛門の仲間意識の強さも毎回大好きです。特にこの映画の中では、クラリスを結婚式から連れ出してクラリスがお礼を言った時に2人とも照れてるのがいいです。で、五右衛門がボソッという可憐だ。には、納得です。私もあんなに心も外見もキレイな女の子だったら、どんなによかったでしょう!と思います。必死に助けてくれるルパンを好きになっても当然かなと思います。また、かかせないのが銭形警部で、ルパンを追いかけてるわりにルパンを心配したり、わざと逃してるのではないかと思うほど、私の中では、捕まえてやる!と言いつつなんか憎めない感じがしていつも追いかけ追いかけられてる感じがします。今回は正義感丸出しのニセ札を言ったにもかかわらず、上の人達からは、黙ってろ!と言われ、今の世の中とたいして変わらないなと感じます。正しい事がいつも正しい訳じゃないと言われてる感じで、そこは好きではないですが、峰子さんがうまく銭形警部にいってニセ札を暴くのは気持ちがいいです。そして最後、やっぱり悪は滅ぶものという終わりかたもお決まりですが、スカッとします。ルパンについていけなかったクラリスですが、私だったらへこみそうですが、きっとこのあといい人生送れるだろうなと思える別れかたで最後の最後までカッコよくて気持ちのいい終わり方で大好きな映画です。
40代男性
《となりのトトロ》《ラピュタ》などで知られるジブリの宮崎駿監督がはじめて監督した映画です。後の主人公ルパンの性格設定に絶大な影響を与えた作品でもあります。映画序盤、ルパン一行はウェディング姿で城を逃亡する女性クラリスを手助けします。原作モンキーパンチのルパンはどこか棘があり「女性が転んでもそれに手を貸してあげるようなルパン」ではありませんでした。宮崎駿監督によって優しくかよわい女性の味方であるルパン像が作られていったのです。そんな女性の味方のルパンの紳士的な言動に、女性の視聴者は胸をキュンキュンさせられること間違いなしです。(私もルパンがクラリスを抱きかかえるシーンで身悶えていました)また宮崎駿監督が力を入れた点はルパンと彼の相棒次元大介との関係性です。そのせいで他のルパン映画作品より五右衛門の出番が少なくなってはいるのですが……次元がルパンの悩みをプロレス技で聞き出すシーンやスパゲッティを取り合う姿から二人はいい意味で「悪友」である関係性が伺えてほっこりします。ルパン一行の残りのメンバー峰不二子は往来の「ルパンに溺愛されているスパイ的な存在」というキャラクター性からは外れ「味方ではないが敵でもないクールな女性」としてルパンを手助けします。ヒロインがクラリスただ一人であることを強調するためでしょうね。ですので、非常に分かりやすいストーリー構成となっているように感じました。ルパンのクラリスへの深い愛情、クラリスのひたむきさ、男の友情など見どころ満載の名作です。
女性
小さい頃から何回も見ている大好きな作品です。おなじみのルパン一味が今回も大活躍する怪盗冒険劇だと思いますが今作の主人公は銭形警部と言っても過言ではない大活躍と彼の大人の渋さとカッコ良さを存分に発揮してくれているかと思います。ヒロインへの最後の一言は劇場映画作品の伝説の一言かと感じます。適役もラスボスキャラが個性的なキャラクターがありながらもどことなく情けなさを感じるところが何故か憎めない人物です。配下の雑魚キャラも集団で同じようなカッコ、動きをするのである意味キモ可愛さを感じてしまいます。もちろんルパン、次元、五右衛門をはじめとしたアクションシーンの数々は今回も楽しみの一つです。ルパン、ヒロイン、敵のボスとの恋、人間模様が複雑に絡み合いストーリー展開が読めなくドキドキします。そして映像美も特徴的で中世ヨーロッパ風な街並みやお城の作り等に引き込まれます。30年以上前の作品ですが今見ても古臭さを感じさせない作画かと思います。何といっても今作は監督をジブリ作品でお馴染みの宮崎駿監督がつとめています。もうそれだけでもジブリファンはもちろんそうでない方も必見の作品かと思います。ルパン作品初めての方にもとてもオススメです。
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